ボロボロのノート。数多くの工芸品、武器、宝飾品などの製作記録が記されている。
価値: 40000
Title: ミケルソンのノート
Author: ミケルソン
ハマグリのジュエリー作り:
貝殻を小さな球に削り、特殊な接着剤で貼り合わせてカラフルなジュエリーを作る。このジュエリーは美しいだけでなく耐久性も高い。しかし高い湿度で変形してしまうため、保存状態には気をつけなければいけない。
注:私はこの制作方法にずっと疑問を抱いている。ハマグリの貝殻は非常に脆いため、接着剤で本当に完璧に接着できるのか疑わしい。また固まった接着剤は工芸品の外観にも影響を与えるだろう。私の経験上、乾燥した空気は接着部に亀裂を生じさせる。これは人工的に作られたジュエリーにとって致命的だ。
頁岩彫刻:
まず、適切な形の頁岩を選ぶ。この石は彫るのが難しく、特別な彫刻刀と技術を必要とする。岩石が本来持っている脱落しやすい特性を利用して、斬新な形を彫る事が出来、太陽の光の下では角度によって異なる模様を持つ。しかし頁岩は脆いため、保存状態には気をつけなければいけない。
注:私もこの彫り方を試したことがあるが、マスターするのは難しかった。この技を極めた人たちは相当な努力をしたのだろうと感心させられる。
火打石のライター:
火打石と特殊な金属棒を組み合わせると、非常に実用的なライターが出来上がる。これは劣悪な環境でも使用できるが、乾燥を保つ必要がある。
注:この機構は非常に賢い発明だと思うが、仕組みが複雑なために価格が上昇し、貴族や裕福な商人の遊び道具になってしまうだろう。よりシンプルな構造に設計し直すべきかもしれない。ロンドン図書館には色々な設計図が納められているらしい。頻繁に訪れて勉強すべきかもしれない。
(文字の後ろにはデザインの下書きがあるが、黒く塗り潰されている)
クリスタルガラス製作:特殊な化学溶液を使用することで、クリスタルガラスを単純な球体から複雑な花や動物の形まで、様々な形で作ることができる。このガラスは非常に美しいが、破損しやすいので取り扱いには注意が必要だ。
注:この溶液は非常に危険で、人体に有害である。もしより安全なガラス溶剤を作ることができなければ、ガラス器作りは一部の職人専属の技となり、工芸の継承と発展にとって良くない。