先祖の願いを叶えた総督の物語が記録されている。
価値: 10000
Title: 『総督のノート』
Author: 総督
9月2日
今日も忙しい一日だった。総督として、私は常に地元の人々と移民の間を取り持たなければならない。ここでは、文化の違いが誤解や衝突につながることが多い。常に気を張り詰め、この脆い平和を維持するために最善を尽くさなければならないのだ。
金銭が全てを解決してくれるわけではない。
9月24日
今日もいくつかのトラブルに対処した。最終的に両艦隊が合意に達したから良いものの、片方が危うく砲弾を発射するところだった。人と人との争いは絶えることがなく、私は次第に力不足を実感していった。
10月12日
祖父が最初の航海で見つけた島「時の島」について書いているメモを読んだ。水も食料も尽きていた祖父の船隊がその後も航行を続けられたのも、私が今住む大陸にたどり着くことができたのも、この島のおかげだ。
これは私にとって逃したくないチャンスだ。
10月15日
考えた末、「時の島」を探検する船隊を結成することにした。その道のりは決して楽なものではないだろうが、有意義な冒険になると信じている。祖先が到達した島に再び足を踏み入れ、自分自身の新大陸を発見するのだ。
10月20日
この地を離れる準備はできている。船隊は島に到着するまで北に進み続ける予定だ。
長い時間がかかるかもしれないが、価値のある経験になると確信している。この旅はまた、自分の本当の内面を発見する旅にもなるだろう。