遥か遠くから来た東方の楽器。 フィオナはこの楽器がカンジーラと呼ばれていることを覚えている。商売仲間がインドから持ってきたそうだ。母親はこれに興味を持ち、長いこと研究していたが、どうしたら美しい旋律を奏でられるのか分からなかった。騒音に悩まされた隣人が耐えきれずに苦情を言いに来たので、この楽器は父親に隠されてしまった。フィオナは店の貨物の一番奥でこれを発見した。 この楽器を気にかける人は、もう誰もいない。
価値: 2490