古い航海日誌。何故か表紙の肖像画に少し見覚えがある。
価値: 50000
Title: ファレルの航海日誌
Author: ファレル
4月3日
やっと聖人の杖の在処が分かった。とある宣教師が王国から杖を持ち去り、船でヨーロッパを離れたのだ。
この度の航海にあたり、私たちは船を改造し、大量の物資を載せ、船員の病気を防ぐためにオレンジジュースも用意した。
4月5日
今日暴風雨に遭った。船員の安全のために、船を停めて待つことにした。
船室で祈りの儀式をしようとした船員が船を燃やしかけて、副船長に止められた。
4月8日
空が晴れたため、航海を再開した。今日はずっと追い風で、船員の士気も高まっている。
4月13日
船隊が漁場に入り込んだ。釣り大会を開催したら、一人の船員がなんと30匹も釣り上げた。
4月15日
順調に行けば、数日以内にレイキャビクに着くだろう。
そこにしばらく留まって、物資の補給と船員の休憩を行う予定だ。
準備が整ったら一気にグリーンランドへ向かう。
4月21日
島の南岸で数日探したが、聖人の杖は見つからなかった。船員が疲れ果てていることから、結果がどうであろうと2日後に帰路に着くことにした。
4月23日
宣教師を島へ護送した船乗りに会った。彼は、宣教師が布で包んだ長い物を南の岸に埋めたのだと断言した。船乗りが言った場所を探したが、それでも見つからなかった。
4月24日
あの船乗りめ。あいつこそが宣教師で、私たちを騙したのだ。
だがあいつは逃げた時に、何かの購入記録が書かれた紙切れを船に落とした。きっと杖を埋めた場所を忘れないようにするためだろう。残念ながら私はポルトガルに帰らねばならず、捜索を続けられそうにない。
「13個のリンゴ、熟れていない面に5個ずつ斑点あり
26個のイチジク、海に落としたため総数には含めず
その他には、西の3つの島からそれぞれ13個のザクロが運ばれる」