ぼろぼろの本だ。内容のほとんどが読み取れない。
Author | Language | Library | Discovery |
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費信 | 中国語 | パレンバン | 布施セイロン山佛寺碑 |
その国は土地が広く人が多く、貨物も豊富だが、ジャワには及ばない。国に高山あり、雲にそびえ立つ。山頂にて青の盤石、黄鴉鹘石、青赤宝石産出され、大雨が降るたび、山の下に流され、砂中に拾得者を待つ。その海の傍らには玉簾の砂あり。よく網で貝を取り、玉池に注ぎ、商品を作るために貝を腐らせる。海辺に足跡の残る石あり、長さ3尺ほどで乾かず。先世、釈迦が翠藍嶼より岸に登り、その跡を足音を忍ばせたと言われる。今も聖跡なり。
山下に寺あり、釈迦の涅槃の真身が横向きに眠る。仏舎利も同じ寝所にあり。気候は年中暑い。素朴かつ豊かで、米穀が十分に収穫できる。特産物は宝石、真珠、竜涎、乳香、貨用金、銀、銅銭、青花白磁、色段、色絹など。男女は頭に布を巻き、長衣を着、一枚の布を纏う。
永楽7年、皇帝は宦官鄭和に命じて、金銀の供え物、化粧品、金糸で作った幡を奉じ、寺に布施をし、王家の統治を記念する石碑を建て指導者に贈った。その王たる亜烈苦奈児は頑固不遜で、船師殺害をたくらんでいた。宦官鄭和一行は策を立てて兵器を暗に設置し、使者たちを急いで出発させ、深夜に合図の砲声で敵陣に突入し、その王を生け捕りにした。永楽9年、闕下に献上す。寛恕を頂き帰国し、親族皆敬服す。
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釈迦 | 仏教 |