仏教の高僧による物語の書物だ。主に僧の友人との間の物語を記している。
当初、シッダードは僧たちと一緒に日夜休むことなく働いた。人と話をすることはめったになく、炎天下で働いても文句を言うことは無く、ただタガネで溝を刻み続けた。それはアショーカ王の命令ではなく、彼の天性がそうさせたのだ。更にその後も誰の助けも頼らず、一人で夜中に法敕を20年も彫り続けた。人々が最後にシッダードに会った時、彼は山中の荒屋にいた。タガネの彫刻ではなく、木魚を叩いていた。
しかし崖の彫刻の時と同じように、ゆっくりと力のある音がしていた。
Keywords | Translated keywords |
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犍椎 | 仏教唄器 |
アショーカ王 | マガダ国国王 |
法敕 | 『法』に関する碑文 |