将軍に仕えていた者が故郷に帰ってから、そこの友人たちと創作した回顧録だ。様々な英雄の物語を記している。
この刀の切れ味は鋭い。殿が竹で試し斬りをしたところ、一撃で八つに割け、その断面は鏡のように滑らかだった。職人も喜び、どこへ行くのかと尋ねると、殿は戎が乱を働いていると言い、六人を一つの隊として討伐に行こうとしていたが、残念なことにこの刀は滅多にあるものではない。長い別れを告げて、四天王とともに旅立った。僧正は追討祈祷書を大殿に供えて平安を祈った。
大江山に行くと、賊は自らを酒呑童子と名乗り、多勢を率いて取り囲んだ。
殿は息を詰めて刀を抜き、一刀のもとに斬り捨てると賊どもは散り散りになっていった。殿は首を取って帰り、その後、蝦夷に刀を封じ、天下が無事であるようにと願った。
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試し斬り | 刀の検査方法 |
封刃 | 刀を封じる |