北宋のある詩人が自身の流浪と凋落の前半生について記した回顧録。
杭州の趙家邸に集まった時、員外官が磁石で針をこすって絹糸でぶら下げたところ、針は南を指していたが、東に偏る。員外官は、これは心が東を向いているからだ、と面白いことを言った。また、これに蝋を付けて杯の中の水に静かに浮かべてみるが、特に速く、ぶら下げる方法の方が良い。
(余はその技術について尋ねた。員外官は北斗のような磁石の匙を見せながら、これは天の石を削ったもので、方位盤を補い、根元は南を指し、これを見たものは誰もが不思議がると言った。
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絹糸にぶら下がる | 吊り下げ法 |
北斗 | 勺状星座 |